洋画小僧の徒然日記

主に洋画についての感想をのらりくらりと語るよ

『ショーシャンクの空に 』が名作と言われる所以とは

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    誰しもが口を揃えて名作と言っていることは知っていたが、それゆえ逆に敬遠していたこの作品を今回初めて視聴した。

 

   結論から言うと…うん、名作だわ…。

 

世論は正しかった。あまりにも評価が高すぎるから、自分の中でハードルを上げすぎてしまったん感はあったんですよ。

   ただ、観終わってみるとその期待を裏切ることのない作品だったと断言出来る。

   僕は以前の記事で、黒人だったらサミュエルLジャクソンとデンゼルワシントンが出てる作品にハズレはないと言った。けど、ごめん。もう1人忘れていた。最近セクハラ云々で世間をお騒がせしたモーガンフリーマンである笑

   彼の安定感はどんなジャンルの映画にも共通して異常だ(褒め言葉

今回はそれを再認識させられました。

どんな役でもこなせる彼だが、基本的にはどこか悟っている、落ち着いたキャラクターを演じることが多いように思う。

 

  「 必死に生きるか」「必死に死ぬか」人生における選択はこの二つのどちらかである。特にこの台詞にはグッときたなぁ。

   その上で「生きる」ことを選択したならば希望を持ち続けるべきだ。作中でモーガンフリーマンは無実の罪で投獄された主人公に希望を持つと辛くなると言う。

   最初はこの台詞を刑務所内で仮釈放の目処もないから言っているのだと思った。だが違った。これは、世に出て生きることを諦めかけていたモーガンフリーマンと、生きることを決して諦めない希望を持ち続ける主人公の対比が描かれていたのではないだろうか。

   そして、この考え方こそがこの作品の全てを語っているように思う。正直内容について多くを語るつもりはない。なぜならこの作品を伝聞で聞いてしまうのはあまりにも勿体なさすぎるからだ。

   自分自信で観た上でどう感じたか。この作品は特にそれを大事にするものであるように思う。

   加えて、視聴後には人生における本当の豊かさとはなんなのか。また、心が軽くなるような、新しく何かを始めたくなるような、そんな爽やかな感動に包まれた。

   

   約2時間半と言う長さだが、それを感じさせない、むしろ短い。もっと、主人公たちのその後を見ていたい。そんな気持ちにさせる作品でした。